当院の歯周病治療の特徴について
特徴1:「歯周病認定医」による治療
かさいエキ総合歯科には、日本歯周病学会認定の「歯周病認定医」が在籍しております。
歯周病に関する実績や知識を有した歯科医師しか取得することができない資格で、歯周病認定医がいる歯科医院は全国的にも限られています。そんな歯周病治療のプロフェッショナルの治療を希望される方は是非、当院までご相談ください。
特徴2:歯科衛生士も歯周病治療の経験が豊富です
当院で歯周病治療が得意なのは歯科医師だけではありません。
歯科医師の診療のサポートをする歯科衛生士も歯周病に関する知識や経験が豊富で、幅広い症例に対応することができます。
特徴3:歯周病の早期発見・早期治療を徹底
歯周病は自覚症状に乏しい病気なので、気づいた頃には進行していることが多いです。
進行した歯周病では、歯茎や顎の骨が破壊されるだけでなく、最終的には歯を失ったり、全身疾患を誘発したりするため、早期発見・早期治療が重要となります。それだけに少しでも歯周病が疑われる症状が現れたら、できるだけ早く歯科を受診することが大切です。
特徴4:歯周病管理とお口の健康維持
歯周病治療後の継続管理と適切な歯磨き指導は、お口の健康維持に重要です。
治療により口内環境が改善されても、適切なホームケアが実施されなければ、歯周病が再発するリスクは常に存在します。私たちは、患者様一人ひとりに合わせた継続的な管理を提供し、定期検診時にはホームケアの状況をフォローアップします。患者様の口内状況を記録し、それに基づくフィードバックを通じて、モチベーションの向上を図ります。
特徴5:重症例は歯周外科で対応
歯周病の治療には、場合によっては歯周外科による外科的治療が必要になることがあります。
私たちの医院には、歯周外科治療を専門とする経験豊富な歯科医師が在籍しており、患者様に安心して治療を受けていただける環境を整えています。外科的治療が必要と判断された場合は、事前に治療内容を詳しくご説明し、患者様の同意を得た上で治療を開始します。安心してご相談ください。
そもそも歯周病とは?
歯周病の原因
成人の約80%が歯周病の影響を受けているとされる現代では、歯周病が一般的な感染症の一つとみなされています。
口腔内には様々な細菌が生息しており、その中には歯周病を引き起こす種類も含まれています。歯周病の細菌は、歯肉に炎症を引き起こし、最終的には歯を支える骨を溶かしてしまう感染症です。
歯周病の予防と治療
初期段階での発見と治療により、歯周病の進行を阻止することは十分に可能です。このことは、歯周病に対する適切な認識と早期治療の重要性を示しています。
歯周病を悪化させる要因
歯周病の原因は、プラーク内の細菌に限らず、様々です。不適切な噛み合わせや歯並び、歯ぎしり、精神的ストレス、喫煙、そして遺伝なども、歯周病の進行を促進させる可能性があります。これらの要因に対する理解と管理が、歯周病予防において重要です。
歯周病で見られる症状
歯周病は、以下のような症状を示すことがあります。これらの症状は歯周病が原因である可能性を示唆しています。
- ブラッシング時の出血
- 歯茎が赤く腫れている
- 口臭がする、または他人から口臭を指摘されることが多い
- 歯茎と歯の間の隙間が広がった感じがする
- 歯茎が下がったように見える
- 歯の動揺(グラグラ揺れる感じがする)
- 歯が自然に抜け落ちた経験がある
こうした症状が見られる場合は、歯周病を疑い、早期に対処するために定期検診を受けることをお勧めします。早期発見と治療により、歯周病の進行を防ぎ、口内健康を維持することができます。
歯周病との関連が認められる全身の病気・異常
進行した歯周病を放置していると、次のような全身の病気や異常を誘発することがあります。
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
- 認知症
- 糖尿病
- 骨粗しょう症
- 早産、低体重児出産
これらは時に命を落とすような事態を招くこともあるため、十分な注意が必要です。
歯周病治療の方法(重症度別)
歯周病の治療方法は、重症度や進行度に応じて変わります。ここでは軽度・中等度・重度の3段階に大きく分けて解説します。
軽度の歯周病
歯肉炎から軽度の歯周炎に対する治療法は以下の通りです。
- クリーニング
- スケーリング(歯石除去)
- ブラッシング指導
- メンテナンスによる継続管理
中等度の歯周病
歯茎の破壊が進み、歯周ポケットも深くなっている中等度の歯周病は、以下の方法で治療します。
- クリーニング
- スケーリングルートプレーニング
- ブラッシング指導
- 歯周外科処置
- メンテナンスによる継続管理
重度の歯周病
歯を支える歯槽骨の破壊が進み、歯が動揺するほど進行した歯周病では、次の方法で治療します。
- クリーニング
- スケーリングルートプレーニング
- ブラッシング指導
- 歯周外科処置
- 抜歯
歯周病の基本治療や歯周外科治療では症状の改善が見込めないケースに限り、抜歯という方法が選択されます。
歯周病治療に関するよくある質問
歯周病が自覚しにくいのはなぜですか?
それは痛みが生じにくい病気だからです。
虫歯であれば、象牙質まで感染が広がると、歯がしみるなどの症状が現れますが、歯周病の場合はかなり進行するまで痛みのようなわかりやすい症状が出てこないのです。そのため歯周病に気づいた頃には、歯茎や顎の骨がボロボロになっていて、手遅れとなっているケースも珍しくありません。
歯周病の治療は痛いですか?
患者様の歯茎の状態や処置の内容によっては、痛みを伴うことがあります。
とくに深い歯周ポケットの中を歯石取りする時は、強い痛みを伴うことが予想されるため、あらかじめ局所麻酔を施すのが一般的です。
歯周病の治療は何回で終わりますか?
軽度の歯周病であれば、数回の治療でメンテナンスへと移行できることが多いですが、進行した歯周病は治すのに数ヵ月を要することも珍しくありません。
つまり、歯周病は進行度や重症度によって治療期間が大きく変わる病気なので、必要となる通院の回数を具体的に挙げることは難しいといえます。
歯周病は人から人に感染が広がりますか?
広がります。歯周病の主な感染経路は唾液です。
歯周病にかかっている人とキスをしたり、食器を共有したりすることで感染が広がります。ただし、歯周病菌が口腔内に侵入したからといって、すぐに病気を発症するわけではありませんので、その点は誤解のないようにお願いします。プラークコントロールをしっかりと行えていて、歯の周りに歯垢や歯石が堆積していなければ、歯周病菌は定着することができないのです。
歯周病が全身の病気を引き起こすのはなぜですか?
お口の中で繁殖した歯周病菌が血流に乗って、全身を巡るようになるからです。
歯周病菌が付着した唾液や食物を誤嚥すると、気管に感染が起こるため、誤嚥性肺炎という病気を引き起こすこともあります。いずれも口腔内の歯周病菌が異常繁殖することでそのリスクが上昇します。